川崎フロンターレ2025年の初戦(2025/2/11)ACL vs 浦項

Jリーグ & 川崎フロンターレ

いよいよ川崎フロンターレの2025年が始まります。

第一戦目は、AFCチャンピオンズリーグエリート第7節 浦項スティーラーズ(韓国)とのアウェイゲームです。

結果は、1- 1 と予想します。

展開としては、フロンターレが比較的ボールを保持する場面が多い中で(55%%前後)、ビルドアップの場面で何度かヒヤッとする場面がありその中の1回を決められる。逆に昨年までと違ってビルドアップがスムースとなり、サイドからだけではなく中央でも保持できる回数が増えてチャンスが多くなるフロンターレ。惜しいシュートが5本くらいあるけれど その中で1得点という予想です。惜しいシュートといっても、サラーやハーランドじゃないと決められないだろ みたいな高難易度ラストパスからのチャンスではなく、もう少し余裕が持てる中でのシュートが増えるという予感です。

まあ誰が主力で誰がベンチメンバーなのかもわからない時点での予想なので、当てずっぽうと言われても仕方がないけれど。。。

これまでの鬼木体制では、ハイプレスをかけてくるチームに対してビルドアップができないという致命的な弱点を抱えていました。

また、もうひとつ、海外チームに対してフロンターレが抱える問題点がありました。一対一の強さです。フロンターレの選手はアジアの強豪チームのアタッカーに対して一人はもちろんのこと二人でも止められないことが多く、最終ラインがズルズルと下がって最後はドン!でやられてしまう。ハイプレスと同じく解決法を持っていませんでした。

ビルドアップに気を使わず中盤で体を張れるプレーヤーを配置できる浦和や横浜が良い成績を収めるのはある意味当然で、神戸も成果を出せるでしょう。町田は逆の意味で苦しい。。。

昨年のACLではハイプレスをかけてくるチームはほぼなかったので勝ち点を積み重ねることができましたが、これから先は神戸や町田のような「ハイプレス→ショートカウンター」や「FWに当てて・収めてこぼれ球を拾って波状攻撃」というチームが増えてきます。フロンターレがファイナルラウンドで勝っていくためには、これらの弱点を補う必要があります。

フロンターレがさらなる進化を求める中で長谷部監督が就任したのは必然で、短期的には「ハイプレスに対してどう脱出するか」と「フロンターレがどうやって前からプレスを仕掛けるか」の二つの問題点を解決することを求められていると思っています。

これらが解決しつつあるかどうか指標として、今日は以下の二つを観戦のポイントに挙げたいと思います。

  1. アンカーあるいはハーフがセンターバックからボールを受けた時、どのくらい相手ゴールに体を向けられるか
  2. フロンターレの左右のインサイドハーフの後ろの相手プレーヤーにボールが渡った時、どのくらいチェックできるか

1. については、昨シーズンはセンターサークルでボールを受ける人がほとんど前を向けなかったですね。受けても戻すか左右に散らすばかり。どうやればハイプレスを回避・脱出できるのか共通認識がなかったと思われます。

原因は「パスコース作りにバリエーションがなかった」が私の見立てです。またパスコースを作るために必要なディフェンスのパススピードが遅すぎたことも原因でしょう。

「ボールがハーフラインを越えて保持できたらフロンターレはまだまだ強い」というのが私の持論です。ただハーフラインを越えられなくて、センターバックが遅いパス回しをしている間に相手のプレスを呼び込む→ポーンと前にボールを蹴る→収まらない の繰り返しだったので、強いフロンターレを見る場面が少なかったと残念に思っていました。長谷部監督によって脱出法が整理されれば、真ん中からの攻め手が増えてチャンスも増えると考えています。

2.については、どのように前線のプレーヤーからプレスをかけるか整理されてなかったので、全力でボールを追い回す体力があるうちはショートカウンターに結び付けられたのですが、試合後半になるとFWも疲れ相手も簡単に家長選手やマルシーニョ選手の後ろにパスを通されるようになり、サイドは際選手や三浦選手が1対2で対応、最後には失点し勝ちきれない という場面が、特に夏場に、多く見られました。フロンターレとしてもハイプレスの掛け方が整理できれば、ショートカウンターでチャンスも増えるし、最終ラインもずいぶん楽になるので故障も少なくなると思っています。

これを考えながら、観戦を楽しみたいと思います。皆さんはどんな見方をしますか?

最後に、タイトルは終活なのに、と思って読み始めた方、「普通にサッカー記事じゃね?」と思われていることでしょう。

その通りなんですが、ちょっと背景があります。

実は私の妻も大のフロンターレファン! 昨年は、元フロンターレ 三笘選手を応援しようとロンドン&ブライトンに一緒に行くほどのフットボールファンでもあります。

老後の過ごし方の上位には、「妻と共通の趣味を楽しむ」が挙げられますが、ウチでは夫婦の共通の趣味がサッカー応援なんです。夫婦でスタジアムで声を出して応援するっていいですよ!

夫婦で共通の趣味については他にもありますので、それは別の記事で。

今日も勝つぞ、フロンターレ!

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